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糖尿病の合併症

初期の糖尿病では基本的に自覚症状はほとんどありません。しかし、糖尿病を放置すると動脈硬化がどんどん進行し、様々な合併症が発症します。三大合併症としては神経、眼(網膜)、腎臓(し、め、じ と覚えます)の障害があります。

三大合併症

神経障害 

三大合併症としては最も早期に発症し、末梢神経障害と自律神経障害があります。

末梢神経障害:手足の痛みやしびれ、知覚低下など

自律神経障害:立ちくらみ、発汗異常、便秘、下痢など

網膜症

目の内側に光や色を感じる網膜という組織があり、長期間高血糖状態が続くとこの網膜にある細い血管が障害され、様々な病変を引き起こします。病態が悪くなるまで視力が落ちたりなど、自覚症状がほとんどないのが特徴的で、時には失明に至ったりする場合もあります。糖尿病が疑われた際は早めに眼科を受診をすることが大切です。

腎症

腎臓は毛細血管と言われる細い血管の集まりです。長期間高血糖状態が続くと腎臓の機能が悪くなり、徐々に尿が作れなくなります。最終的に自力で尿が作れなくなってしまうと人工透析と言う、機械で血液から不要な物質や水分を取り除かなくてはなりません。現在、人工透析の原因としては糖尿病の割合が最も多く(2017年時点 44%)、ここ数十年で凄まじく増加しています。

大血管障害

糖尿病の慢性合併症の一つに大血管障害があります。ここでいう大血管障害とは心臓の血管、脳の血管、足の血管のことです。

心臓 冠動脈の病気(心筋虚血→狭心症、心筋梗塞のこと)

冠動脈とは心臓に酸素や栄養を運んでいる動脈です。その動脈が細くなることで心臓に必要な酸素が行き渡らなり状態になる狭心症や、完全に動脈が詰まってしまってその先の心臓組織が死んでしまう心筋梗塞が引き起こされます。心臓の筋肉への血流が少なくなるので、心筋虚血と言ったりします。

糖尿病の患者さんは糖尿病でない患者さんと比較すると心筋梗塞の危険度は数倍高いと言われています。

脳血管障害

脳血管障害とは脳に酸素や栄養を送る血管に生じた障害のことで、脳の血管が詰まったり、破れたりすることをいいます。脳梗塞とは脳の血管が詰まって、脳の組織が死んでしまう状態をいい、脳出血とは脳の血管が破れて出血した状態のことです。糖尿病の患者さんは脳出血よりも脳梗塞の方が多いです。

末梢動脈の病気 

末梢動脈の病気とは手や足の血管の動脈硬化が進行し、血管が狭く、細くなった状態です。糖尿病では心臓や脳の血管と同様に手足の血管も障害されやすくなります。特に足の血管が細くなることで多くの症状を引き起こすことがあります。足の血液の流れが悪くなることで足先が冷たくなったり、しびれたり、休み休みでないと歩けないなどの症状がでます。さらに進行すると足の組織が死んでしまい壊疽になり、足を切断しないといけなくなることがあります。

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