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しびれはありませんか?糖尿病性神経障害について

[2021.01.07]

糖尿病の3大合併症は「し・め・じ」と覚えとよく言われており、神経、眼、腎臓の障害です。今回は神経障害についてですが、この3大合併症のうち、最も早期に発症しやすいのが神経障害です。神経は、脳とそれに連続する脊髄から全身に枝分かれしてひろがっています。糖尿病による高血糖で悪くなるのは、からだの末端のほうまで伸びている「末梢神経」です。末梢神経には、痛みなどを感じる「感覚神経」、筋肉を動かす「運動神経」、心臓や胃腸の働きを整えたり血圧や体温をコントロールする「自律神経」の三つがあります。神経は、末端のほうほど栄養や血液が行きにくくなるので、まずは足の先や手など、末端の神経障害が起こります。特に感覚神経と自律神経が障害されやすいです。

感覚神経の障害は比較的初期に現れ、以下のような症状を自覚することが多いです。

  • 足の先がじんじんしびれるような不快な感じ。
  • 足が冷えたり、熱くなったりする。
  • 足や手の感覚が鈍くなる。
  • 足の裏に紙が張り付いているような感じがする。砂を踏んでいるような感じがする。
  • ピリピリする神経痛がおこる。

初期のこの段階で適切に治療することが大切です。症状の程度が軽いからといって放置していたり、市販薬に頼って自己療法を続けていると、そのうち病気が悪化し、後戻りできなくなってしまいます。

自律神経障害の症状は、下痢、便秘、胃のもたれ、頻尿、失禁、尿のきれの異常、勃起障害、発汗異常、起立時のふらつき、低血糖時に自覚症状がないなどさまざまです。知覚鈍麻(刺激を感じにくくなる)の症状には特に注意が必要で、心筋梗塞を発症しているのに胸が痛くなかったりします。(無痛性心筋梗塞)

糖尿病は糖尿病そのものよりも合併症が大きな問題となる病気です。多くの合併症のなかで神経障害は比較的早期に出現するので、神経障害が生じ始めたら要注意です。合併症が進行しないように、合併症の早期発見と日頃から血糖コントロールを良好にすることが大切です。

お糖さん 高瀬真吾

糖尿病専門医、内分泌専門医

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